お金の使い方に人間性が出る?自分の金銭感覚を見直し、豊かな人になろう

お金の使い方に人間性が出る?自分の金銭感覚を見直し、豊かな人になろう

「10万円の使い方に人間性が出る」

かつてインターネット匿名掲示板「2チャンネル」を開設し、現在はさまざまな企業の取締役を務める日本の実業家ひろゆき氏もそう断言しています。

お金の使い方で人間性や性格が分かるという話を耳にすることも多いです。

この記事ではお金の使い方に出る性格や人間性の見きわめ方、きれいなお金の使い方をするための金銭感覚の磨き方をくわしく解説します。

自分のお金の使い方を振り返ってみると自分自身の隠れた性格や人間性に気づくかも知れません。ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

お金の使い方に人間性が出る

お金の使い方に人間性が出る

前述のひろゆき氏いわくお金の使い方には人間性や性格、またお金との付き合い方などが表れます。

「お金に汚い」とか「お金に綺麗」という言葉がありますが、これもお金の使い方に人間性が表れた表現です。

必要なお金を出し渋ったり、自分の利益ばかり考えたお金の使い方をする人は「お金に汚い」と言われてしまいますし、人のためにお金を使える人、お金に対してポジティブな考えを持ち、有意義なお金の使い方をする人は「お金に綺麗」と言われます。

お金を使うなら「お金に綺麗」と言われるお金の使い方をしたいものです。

お金の使い方別に診断する人間性や性格の特徴と改善のコツ

お金の使い方別に診断する人間性や性格の特徴と改善のコツ

お金の使い方で人間性がどう表れるのか、特徴別に診断していきましょう。

ここではお金の使い方を5つに分類し、そこに現れる人間性を紹介します。

自分のお金の使い方を振り返って、診断結果の中のどのタイプに当てはまるのか考えてみましょう。

それぞれの特徴に加えて診断結果に応じた改善ポイントも紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

使うより貯めたい貯金大好きタイプ

お金を使うよりとにかく貯蓄したいと考えるのがこのタイプです。

倹約家で基本的に必要なお金しか使わず、貯まったお金を計算するのが大好きな人の多くは貯蓄することで心が安定するといいます。

これは親が同じく倹約家だったり、あまりお金に余裕がない環境で育ったことが影響している可能性も少なくありません。

老後に備えて貯蓄をすることは悪いことではありませんが、何事もバランスが大切。現金を貯めこんで安心しているとインフレの時代がやってきて慌てることになるかも知れませんよ。

たまには自分の好きなことにお金を使って人生を楽しみましょう。

ネットショッピングでストレス発散タイプ

無計画にネットショッピングをくり返してしまうのがこのタイプです。

それほど欲しいわけでもない物をつい衝動的に買ってしまうため、お金を使うことに幸福感が得られません。

あるいは手にした瞬間は幸福感があっても長続きしないのがこのタイプの特徴です。

クレジットカードでのショッピングは現金での買い物と違ってお金を使っている感覚がない分、予想以上の負債を抱える恐れがあります。

自分が返済可能な金額で収まっている間は良いですが、気づけば負債が雪だるま式に膨れ上がってしまうケースも少なくないため注意が必要です。

ネットショッピングは毎月の上限を決めてそれ以上は絶対使わないようにすると良いでしょう。

衝動買いを減らすには、ネットショッピングの際すぐに購入せず、翌日になっても欲しいと思えたら買う、といったルールを作るのがおすすめです。

お金を管理するつもりが振り回されてるタイプ

お金を無計画に使わない、一見問題なさそうなのがこのタイプの特徴です。

でも実際にはお金の使い方の計画を立てることが目的になってしまい、結果的にお金に振り回されてしまう恐れがあります。

計画を立てるのは大切ですが、そのことで自分ががんじがらめになってしまうのは好ましくありません。

旅行の計画と同じで、あまりギッチリ計画を立ててしまっては目的を見失ってしまいます。少し肩の力を抜いて友人や家族との時間を楽しんでみましょう。

人とのつながりのためにお金を使うのも有意義なお金の使い方ですよ。

お金をどう使って良いかがわからないタイプ

お金を使うとお金がなくなってしまう、そう思うと不安でお金をどう使って良いかがわからない状態になるのがこのタイプです。

このタイプに当てはまる人は常に自分の置かれている状況や世の中に対して、また将来に不安を感じてしまい、必要以上にお金を使うことがありません。

このタイプは不安を取り除くことで問題が解決することも少なくないため、ファイナンシャルプランナーや自分の周りの信頼できる友人に上手なお金の使い方について相談してみるのもひとつの方法です。

何とかなるさと思いたい現実逃避タイプ

お金の管理が大切なことは理解しているものの、お金の管理が苦手で今自分の手元にお金がいくらあるのか把握していないのがこのタイプです。

何とかなると楽観的に構えてお金の管理を一向にしないため、返せないほどの負債を抱えて初めて現実を知るケースも少なくありません。

このタイプはまず自分の置かれている状況の把握から始めましょう。

最初から完璧にお金の管理をしようとする必要はありません。

収入から生活に必要なお金を分け、自由に使えるお金がいくらあるのか確認してから使うようにすれば将来起こり得るトラブルを避けることができます。

お金の使い方の違いは金銭感覚が影響する

お金の使い方の違いは金銭感覚が影響する

お金の使い方は人の金銭感覚の違いが影響することもあります。

金銭感覚とは、お金(金銭)の価値や使い方に対する考え方や価値観のことで育った環境や経済状況、本人の性格によって大きく異なります。

金銭感覚の違いは人間関係に影響を与える要因のひとつで、場合によっては相手との関係が悪くなったり破綻することも少なくありません。

同じ理由から結婚相手には金銭感覚がかけ離れていない人が望ましいとされています。

金銭感覚の磨き方

金銭感覚の磨き方

金銭感覚を磨くには、まず自分の今のお金の使い方を把握して改善点を探るのが効果的な方法です。

家計簿やお小遣い帳をつけると、ムダな支出を可視化でき、金銭感覚を磨くことができます。

自分が何にお金を使っているか把握せずただ節約を心がける場合、何を我慢すれば良いのか分かりませんから必要以上にお金を使わなくなってストレスを抱えることになったり、ムダな消費をくり返すことになってしまいます。

自分の収入の中で自由に使えるお金を算出し、その中で自分が満足できるお金の使い方を考えましょう。

クレジットカードの利用は計画的に

上手なお金の使い方をするには、クレジットカードの利用を計画的に行うのが大切なポイントです。

これはクレジットカードを多用すると支払日にいくら請求されるか分からず不安になったり、請求額が高額になって支払い困難になる恐れがあるためです。

お金の管理が苦手な人は1カ月にクレジットカードで使う金額を決めておくとか、クレジットカードとして使えるデビットカードに使えるだけの金額をチャージして利用すると使いすぎる心配がありません。

お金の使い方が上手な人をお手本にする

お金の使い方が上手な人が周りにいる場合、その人をお手本にするのも効果的な方法です。

例えば収入が少なくても上手にお金をやりくりしている友人がいるなら、やりくりの方法を聞いてみると自分の金銭感覚を磨くことにつながります。

お金の使い方が下手な人との違いや真似できることがあれば、それを参考にして自分のお金の使い方を改善しましょう。

その他インターネットやYouTubeで上手なお金の使い方の情報を発信している人がいますから、どんどん情報を吸収するのも効果的な方法といえます。

ストレス発散のためのショッピングを止める

上手なお金の使い方を身につけるには、ストレス発散のためのネットショッピングを止めてストレスを発散する方法を別に考えましょう。

例えば新しく趣味を始めたり、スポーツジムに通うのも効果的な方法です。

とくに高額な買い物をするほど気持ちがスッキリする人は、早急にそのお金の使い方止めて別のストレス解消法を見つけましょう。

ストレスを解消するための買い物は癖になるだけでなく徐々に使う金額が高くなる傾向があります。

ストレスはスポーツなど、もっと健全な形で解消しましょう。

ギャンブルでストレス発散をしない

ギャンブルでストレス発散をするのもNGです。

ひろゆき氏によればとくにギャンブル依存症といわれる人は、どんどんギャンブルに費やすお金が高額になり、自己破産につながるケースも多いと話しています。

ストレスを発散する場合は、ギャンブルには手を出さず他の方法で行うようにしましょう。

使えるお金がなくなったら諦める

間違ったお金の使い方をする人の中には、使って良いお金がなくなると借金をしてお金を使う人もいます。

お金の管理が苦手で上手なお金の使い方が分からない人や、お金がないというのが口癖になっている人の場合、お金がなくなったらクレジットカードのキャッシングを使えば良いと思ってしまうケースが少なくありません。

クレジットカードのキャッシングは手軽に借りられるため、金銭感覚がマヒしがちですが、これはれっきとした借金です。

とくに一度リボ払いでお金を借りてしまうと元金が全く減らない状態になりがちですから十分注意しましょう。

上手なお金の使い方をするには、毎月自由に使える金額を決めたら必ず守るようにしましょう。

自分の金銭感覚を磨いて豊かな人になろう

自分の金銭感覚を磨いて豊かな人になろう

金銭感覚を磨くと自分にとって本当に価値があるものにお金を使えるようになるので、人間性が豊かになります。

金銭感覚は人それぞれ異なりますから、人と違っていても問題ありません。

自分が好きだと思えること、楽しいと思えること、後で「使わなければ良かった」と後悔しないものに投資するのが上手なお金の使い方です。

ここで「正しいお金の使い方」としないのは、正しいかどうかが人によって異なるためです。自分の価値観に基づいて取捨選択しましょう。

といっても生活に必要なお金にまで手をつけて娯楽に使うのは論外です。

生活基盤を確立した上で、自分にとって価値があるものに投資すれば毎日の生活がより豊かで充実したものになるでしょう。

記事まとめ

記事まとめ

今回の記事で紹介したようにお金の使い方は人それぞれです。価値観も人によって異なりますから何にお金を使うのが正しい、ということではありません。

ただお金を使う際に罪悪感を覚えたり、お金を使った後で後悔するようなら、そのお金の使い方は間違っている可能性があります。

上手なお金の使い方をするには、まずお金を使うたびにそれが自分の性格や価値観に合うものなのか見きわめることが大切です。

最初は失敗することがあるかも知れませんが、この記事で紹介した方法を実践すれば徐々に自分の価値感をベースに取捨選択ができるようになるでしょう。

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